【前回記事を読む】あの日の出来事の意味を知った瞬間、私は凍りついた…。それから学校へ行けなくなった私を母は無視し、父は罵った。ノックをされると緊張と恐怖で身体がこわばってしまう。でも、特に用はなく「彼氏はできた?」なんて、他愛もない世間話をし、兄の部屋へ戻っていくパターンが多かったけれど、あの日は、世間話のような会話をしながらりょうくんは私のベッドに腰掛けた。私は、机に向かっていたのである程度の…
[連載]あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]
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エッセイ『あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]』【第4回】上島 薫
恐怖を感じていたのに…気づけば彼の膝の上に座っていた。頭は真っ白だった。その手が太ももを触り始めた時…
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エッセイ『あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]』【第3回】上島 薫
あの日の出来事の意味を知った瞬間、私は凍りついた…。学校へ行けなくなった私を母は無視し、父は罵った。
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エッセイ『あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]』【第2回】上島 薫
(お母さん!助けて!お母さん…)―小学5年生の私と、兄妹のように仲良しだったはずの男の子。部屋で遊んでいたら突然、体を…
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エッセイ『あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]』【新連載】上島 薫
「離れないで」と言ったはずの人はもう隣にいない…。死の宣告からお通夜、葬儀、四十九日、そして一周忌。行き着いた言葉は「ありがとう」
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