4月の新連載のお知らせ

新生活のはじまりに、新連載を。
4月スタートは全33作品!


4月3日(金)
14時~『ナンパの科学』Waka
 

4月20日(月)
7時~『70歳、トライアスロンデビューしました』小島 洋子
8時~『丘の上の教室』茶里
11時~『好きでないことだけで生きて行く 』宗九
14時~『一括切除 ―ESDのキセキ―』菊池 大輔
18時~『最強の消防設備士』木下 智之
20時~『大きな自分と小さな自分 ―人生の究極の真理に向けて―』小谷 章雄
21時~『虫を追って、祖国を想う』韓 昌道
22時~『朝日のように』篠原 暮篤

4月21日(火)
7時~『仁・二人の母と祖母のこと ~「軍国の一家」の戦後~』浦野 とと
8時~『こうすりゃ子どもは自立する』芽野生 純
14時~『「少子化・人口減」という「第二の敗戦」』田中 善積
18時~『ブルー、ヘヴンリー・ブルー』蓬莱 ゆふき
20時~『偉人に学ぶ「使命」と歩む生き方 AI時代の人生哲学 』𠮷冨 康成
21時~『炎の真実 火災鑑定人が暴く保険金詐欺の闇』中山 德政
22時~『国境を越えて、救える命がある限り』菊地 宏久

4月22日(水)
7時~『フレイルのすべて ~健やかな老後を目指して~』森 惟明・梶川 博・梶川 咸子
8時~『平成・令和社会への違和感と伝統的価値観の復古』有田 仁
14時~『近江日野商人と絹の道 ―再び反魂香を焚く―』園城 心清
18時~『古代ロボ ギルガメス ―神巨人伝説―』モジオ31
20時~『寄港地 アルンハイムの謎』北野 恭弘
21時~『昭和に生きた一匹の龍』大原 正裕
22時~『幻の女帝 飯豊青郎女』福ゐ 行介

4月23日(木)
7時~『「臨床心理士」に花束を』新堂 研一
8時~『フィールド』水井快
14時~『傷だらけの手を抱きしめる ―母と娘の五年間―』みけふじこ
18時~『中小企業のSDGs・CSR/サステナビリティの実践力を育てるハンドブック』木村 則昭
20時~『幽霊巡査の闇記録』桜葉 シュウ
21時~『スイミングプール』海瑠
22時~『祖国日本に望む ~奄美大島からの手紙~』稲田 寿太郎

4月24日(金)
7時~『未来行万博開催中』松山 さくら
8時~『庭ほとぎ』川名 滓
11時~『ホームランとフォーマルハウト』福原 道人

4月3日(金) 14時~

『ナンパの科学 The Science of Pick-up
中高年が若い美女を落とすための論理的プロセス』
Waka

おじさんでも、男の夢を諦めなくていい

 
 
 

年齢も容姿も関係ない――
脳科学と心理学で導く「科学的ナンパ」メソッド

東大大学院で学んだ著者が“科学的”に解説する、
中高年男性が20代美女と関係を築くための方法。

「若い女性にモテたい」「街で見かけた美女と話してみたい」と心の奥底では思っていても、年を重ねるとともに「もう若くない」「自分には無理だ」と感じ、若い女性との出会いを諦めてしまう男性は少なくありません。

本書の著者は、50代でナンパを始め、60代の現在に至るまでに200人を超える20代美女と関係を築いてきました。しかし特別なルックスや富を持っていたわけではありません。
著者が掲げるのは、感情やその場のノリに頼らない「科学的ナンパ」。東大大学院で脳科学を修め、NLP心理学を学んだ著者が、行動データを分析しながらナンパメソッドを体系化したものです。自身が主宰するナンパ塾では、全国の中高年男性が続々と成果を出しています。
本書では「初対面の声かけ」から「カフェへの誘導」、「感情ピーク理論によるクロージング」まで、まるでナンパを“科学”のように分析・再現してきたその手法を余すことなく公開しています。
年齢も、見た目も、ステータスも関係ない。
必要なのは「女性心理を読み解く力」と「検証を繰り返す行動力」。
──ナンパを通じて、自信を取り戻し、人生そのものが変わる。
思考と行動を鍛え直す、大人のための実践的ナンパ理論書です。

本文をチラ見せ!

男なら誰しも、一度はこう思ったことがあるはずです。「若い女性にモテてみたい」「道ゆく美女と親しくなってみたい」と。
しかし、年齢を重ねるごとに、その願望は現実味を失い、「もう若くない」「イケメンでもない」「金持ちでもない」「そもそも口下手だから無理だろう」「路上で女性に話しかけるなんてハードルが高すぎる」と諦めてしまいがちです。そうして気づけば、目の前を通り過ぎる魅力的な女性たちを…

4月20日(月) 7時~

『70歳、トライアスロンデビューしました』
小島 洋子

「無理」と言われた足で、私は走る。

 
 
 

定年後はジム通いから始まり、気づけばロードバイク、そしてトライアスロンの沼へ――。
足の持病と長年の潰瘍を皮膚移植で乗り越え、70歳で大会デビューを果たした著者が語る“動き続ける人生”の楽しみ方。

いくつになっても成長できる喜びを感謝とともに綴った実話エッセイ

37年間の教職を終えた著者が、友人に誘われた自転車から第二の人生を走り出す。
生まれつきの足の障がいと皮膚潰瘍で「手術は難しい」と言われ続けた足が、スーパードクターとの出会いでよみがえり、70代でトライアスロンデビュー&エイジ優勝。
支えてくれた主治医やバイク仲間、家族への感謝を胸に、スイム・バイク・ランに悪戦苦闘しながらゴールテープを切るまでの道のりを綴った、前向きになれる物語。

本文をチラ見せ!

私は、ちょっとしたことがきっかけで、遅まきながら70歳でトライアスロンにデビューした。トライアスロンという競技の魅力の沼にズブズブとはまり込み、始めてから2年目の今も夢中になっている女性である。
ところで、トライアスロンと聞いても、なじみのない方が多くいらっしゃるのではないだろうか? 今ではオリンピックの正式種目としても知られているスポーツだが、詳しくは知らないという方が圧倒的に多いと思う…

4月20日(月) 8時~

『丘の上の教室』
茶里

あの二年間が、最後の青春だった――

 
 
 

閉校の決まった丘の上の専門学校。家業を継ぐための修行として赴任した新米教師は〈最初で最後の担任〉として、福祉介護科新入生の前に立つ。――互いにとって二度と戻らぬ青春の日々が儚くも眩しく交錯する、二年間の物語。

本文をチラ見せ!

若い男が一人、夕暮れの体育館の真ん中に佇んでいた。
時刻は午後六時を過ぎた。まだ夕陽は沈んでおらず、この季節特有の紅緋色(べにひいろ)がかった陽光が体育館の真ん中まで差し込んでいた。
入学式を翌日に控え、ようやくその会場設定の準備がひと段落したが、男の表情は浮かないままだった。
(明日からどうしようか?)
いつも以上に頬がこけたように見える地黒の顔からも、焦慮が窺える…

4月20日(月) 11時~

『好きでないことだけで生きて行く 』
宗九

幻冬舎ルネッサンス主催『第2回わたしの生きがいコンテスト』大賞受賞作品。

 
 

仏文専攻の大学院を安易に辞めて以来、人生は著者の思いとは、別な方向へ向かって行く。
それで、良く良く考えて行動することにしたのだが、今度は、常に機会を失うか、人の信頼を失い、挙句、鬱病にもなった。62歳から「好きな」仏語を始め、68歳で仏検一級取得。
しかし、「好きなこと」をするに至る経緯として、それ以前の生活のために「好きでないことだけ」をしてきた、「面白くもない」人生について書き進むにつれ、こちらにこそ、人に語る何かがあると、齢70を前にして著者は漸く合点したのだった。

本文をチラ見せ!

正確にはいつからか、断言できないが、恐らく大学院を除籍になったあたりから、ずっと自分を見失っていた、と言えなくもない。しかし、それは24歳の頃だから、それから60歳過ぎるまで、つまり、36年間、自分を見失い続けていたというのも変な話で、その間、やはり自分であったことに間違いないだろう。ただ、中学生の頃、考えていた漠然とした自分の将来に対する予想は、大学院を除籍になったあたりから、悉く裏切られ…

4月20日(月) 14時~

『一括切除 ―ESDのキセキ―』
菊池 大輔

医療現場の現実と夢。 その全てがここにある。

 
 
 

ESDという世界初の治療。胃癌の完全切除に挑戦した若者たちの軌跡を描いた作品。
内視鏡の夜明けは、日本から始まった!雲の切れ間から光の矢を見るまでの奇跡の物語。

《ESDのパイオニア 小野裕之先生 後藤田卓志先生 大絶賛!》
《ESDの世界的権威 矢作直久先生から若き内視鏡医へエール!》

本文をチラ見せ!

「俺が見つけた病変なのに、なんでだよ!」
遠藤優(すぐる)は、抗生剤の空きボトルをごみ箱に投げつけた。
地下1階にある内視鏡室には夕方になると血液と吐物、そして便のかすかな臭気が広がっていた。看護師たちは忙しそうに患者の対応を、清掃員たちは床のモップ掛けやごみ箱の回収をする。優はごみ箱から外れた抗生剤の説明書を拾い上げ、ごみ箱に捨てた。
「遠藤、丁寧にやれよ」
背後から声がかかった。振り返ると…

4月20日(月) 18時~

『最強の消防設備士』
木下 智之

綺麗ごとに、命を懸けろ。

 
 
 

消防法は完璧ではない。だからこそ、いまできる最善を尽くす――
自らも小火を起こした原体験から防災の道に入り、防災業界の闇と約20年向き合ってきた著者が、数々の大火災・施工不良・点検の実態を具体例で解説。
実務に役立つ知識・ノウハウを凝縮し、点検・工事の質を一段引き上げる、消防設備士のための実践読本。

ビル・施設の防災担当者や経営者にも読んでほしい防災リスク管理の入門書

本文をチラ見せ!

「2位じゃダメなんですか」
2009年、政権交代した民主党によって実施された“事業仕分け”。自民党政権下での予算の無駄を洗い出す中で、世界一を目指していたスーパーコンピューター(スパコン)の開発計画に対して、蓮舫議員が放った言葉だ。何のために1位を目指すのか。確かに一理あるようにも思えるが、開発に携わる側からすれば愚問であるのかもしれない。この言葉に対しては賛否両論、様々な捉え方があると思う。
私が示そうとしている「最強の消防設備士」も…

4月20日(月) 20時~

『大きな自分と小さな自分 ―人生の究極の真理に向けて―』
小谷 章雄

未来のために、今こそ気づこう。 自分の中にある“大きな”存在を。

 
 
 

自分の中の永遠を意識すれば、もう、死ぬのだって怖くない。
世界を調和へと導く、深遠なる探究の記録。

東大名誉教授が導く、科学と宗教を超えた究極の真理。“利己”を超える意識の進化こそ、未来を拓く鍵になる!

本文をチラ見せ!

現代人のほとんどは、「自分とは何か?」と問われると「自分とはこの肉体である」と答える。そして、「自分の意識とは何か?」と問われると、「意識とは自分の脳の働きである」と答える。これは物質的な自分を指していて、本書では「小さな自分」(仏教では「小我」)と呼ぶ。「小さな自分」は科学技術の強力な推進者となり、壮大な近代物質文明の建設に成功した。それによってわれわれの生活は便利で豊かなものになったが、その…

4月20日(月) 21時~

『虫を追って、祖国を想う』
韓 昌道

カブトムシが「ゴミ」? タガメが街中を飛ぶ? ――知られざる朝鮮の自然を追って

 
 
 

日本では絶滅危惧種、朝鮮では『普通種』。
この違いが教えてくれたものは何か。
新種1種、初記録21種を発見した在日3世昆虫学者が綴る、笑いと感動の調査記録。

本文をチラ見せ!

タイトルからして「むむっ?」と思われた読者も少なくないはずです。
そのため、まずは自己紹介からさせていただければと思います。
私は在日朝鮮人3世として自然豊かな和歌山県で生まれました。
日本において、朝鮮民族の子どもたちを対象に自国の言葉や歴史・文化を教える朝鮮学校で長らく教職員をしていた父と母のもとで育った私は、幼稚園から高校までの16年間を朝鮮学校で学びました。大阪朝鮮高級学校を卒業後は、両親の影響もあり…

4月20日(月) 22時~

『朝日のように』
篠原 暮篤

この町で生きることを教わった。

 
 
 

ある日、小学校関係者の家々に届いた差出人不明の五円玉。
それは悪意でもいたずらでもなく、祖母の病を案じた少女・延子と家族の祈りだった。
新米教師の青山は、子どもたちとの日々の中で、その真実に触れていく。
小さな町の日常から浮かび上がる、戦争の傷跡と家族の姿、そして生きる意味とは。

新米教師と個性豊かな子どもたちの成長譚

青山純はD町の小学校へ赴任する。子どもたちとの小さな事件と冒険は、やがて戦争の記憶と「核」の問いへつながっていく。
核物理学者の講話会で青山は、博士の「何が正しいのかを考えることを忘れず、正しいことを自信をもって実行してほしい」という言葉を受け取る。
子どもたちに導かれながら、青山は、教師としての自分を少しずつ見つめ直していく――

本文をチラ見せ!

暖かい春風に包まれて、眠たそうに走る電車は一時間ほどでD町の小さな駅に着いた。
青山純(あおやまじゅん)は電車を降りると、駅前から古ぼけたボンネットバスに乗り換えた。後ろの席に座るのを待っていたかのようにバスは発車した。青山はこの春から、この町にある小学校に赴任する教師である。
長いこと使われて傷みの目立つオレンジ色のバスは、小学校のある地域に向かって走り始めた。バスには運転手と車掌の他に…

4月21日(火) 7時~

『仁・二人の母と祖母のこと ~「軍国の一家」の戦後~』
浦野 とと

「お国のため」に尽くした後に

 
 
 

4人の男子を国に捧げ、郷土の誇りだった高辻家。敗戦後は生活苦から一族は茨の道を歩んでいく。唯一の男子となった幼い仁は、生活力のない母のもとから逃げ出して大叔母に育てられるが、家制度に固執する祖母との不和が続く。
戦争が影を落とす一族の物語。

本文をチラ見せ!

1950年の夏休み前のある日、小学3年生の仁(じん)は家出をした。
終戦から5年経っていたが、彼がその母、政子と暮らす葉山はGHQや引き揚げ軍人が行きかう混沌の町だった。
後に大東亜省と名を変える拓務省文官だった父、直人は「シンガポールから阿波丸に乗る」という1945年春の電報を最後に、いくら待っても帰らなかった。
この電報が届いた後、政子は、
「仁ちゃん、おとうちゃまの夢、見なかった?」
と、何度も仁に…

4月21日(火) 8時~

『こうすりゃ子どもは自立する』
芽野生 純

「どんな時でもユーモアを忘れず、子どもが跳びつくアイデアで勝負しろ!」

 
 
 

子どもの「伸びる瞬間」を引き出すための教師の関わり方とは。
明るい教室づくりのヒントが満載!

本文をチラ見せ!

「先生」になりたい!と希望する若者が減ってきている。
事実、ぼくが住む山口県でも、ぼくが先生になった40年前から比べると、「小学校教員採用試験」の受験者数は半減しており(当時は900人を超えていたが、現在は400人を多少超えた程度)その傾向は顕著である。……これは、問題だ!

ぼくは先生になる前、いくつかの仕事を転々としたが、最後にたどり着いた「先生」という仕事に、いつのまにかどっぷりはまり込んだ…

4月21日(火) 14時~

『「少子化・人口減」という「第二の敗戦」
日本最大の危機の捉え方と乗り切り方』
田中 善積

160年の構造の歪みが、この国を危機へと導いた

 
 
 

少子化・人口減は、明治維新以降の中央集権化と共同体の崩壊による“必然”だった。
現代日本の構造的な歪みを歴史から読み解き、地域社会の再生、次世代を担う人材の育成、そして近隣国との関係性の再構築といった観点から、この国を立て直すための確かな指針を提示する。

本文をチラ見せ!

第一の敗戦は先の大戦で経験した。そして今、「少子化・人口減」という未曾有の事態が「第二の敗戦」として忍び寄っている。これは静かな有事であり、放置すれば確実に滅亡の未来が待っているだけである。
内閣府が2012年に発表した予測では、2050年に日本の人口は1億人を下回り、2100年には5000万人を割り込み、3000年にはたったの1000人になるという。絶滅危惧種に認定されたようなものである。しかも…

4月21日(火) 18時~

『ブルー、ヘヴンリー・ブルー』
蓬莱 ゆふき

いかなる環境にあっても、人の心に光を灯すものがある。

 
 
 

ブルー、ヘヴンリー・ブルーが照らす、喪失と再生の軌跡

独立後も混乱と貧困が続くジンバブエ。
理不尽な解雇で職を失い、絶望に直面した青年は、日本大使公邸での出会いを通して、真の誠の意味を知っていく。
アフリカの地で咲いた、人間と人間のつながりの物語。

ジンバブエの日本大使公邸でハウスボーイとして働いていたミカは、濡れ衣を着せられ職を失う。
家族を養う術もなく失意の底にいた彼を支えたのは、かつての上司・天海大使への思いだった。
国際会議開催の知らせを聞いたミカは、ハラレからブラワヨへと旅立つ。
荒野を越える三日間の道のり、公邸で交わした日々の記憶、そして大使との再会が意味するものとは。

本文をチラ見せ!

この物語の舞台となるジンバブエ共和国は、アフリカの南部に位置する小国である。東西南北をボツワナ、モザンビーク、ナミビア、ザンビア、南アフリカに囲まれ、人口は一四〇〇万人の独立国であるが、独立以前はイギリス領南ローデシアだった。
高原地帯の涼冷な気候は農業に適していて、アフリカの穀物庫とも呼ばれた一方で、金、プラチナ、クロム等の鉱物資源も豊富で、ヨーロッパではこの国のことを「アフリカの真珠」と呼んでいた…

4月21日(火) 20時~

『偉人に学ぶ「使命」と歩む生き方 AI時代の人生哲学』
𠮷冨 康成

人は、何を背負って生きるのか。

 
 
 

時代を超えて偉業を成し遂げた人物には、それぞれに引き受けた役割があった。
儒教の「天命」思想からキリスト教由来の「使命」まで、四千年の歴史を辿りながら、AI時代を生きる私たちの生き方を問い直す――

人生の軸となる「使命」を歴史に学ぶ一冊

孟子の決意、諸葛亮孔明の志、聖徳太子の和の思想、北条泰時の道理、本多忠勝の忠義、西郷隆盛の敬天愛人、新渡戸稲造の国際的視座、鈴木貫太郎の実直さ――
八人の偉人に共通するのは、想いを託され、それに応える生き方であった。
現代における天命の意味、AIが天命思想に及ぼす影響、そして生きる道のゆくえを考察。
「私欲に囚われない」行動こそが試金石であることを示しながら、生成AIによる天命を見極める方法も明かす。

本文をチラ見せ!

孟子(紀元前372年~紀元前289年)は、孔子(紀元前552年~紀元前479年)の教えの正当な後継者と見られている。孟子は、孔子の死後約100年経って生まれており、孔子の孫である子思の弟子について孔子の教えを学んだといわれている。孟子の生まれた鄒(すう)国(現在の中国山東省済寧市鄒城市)は孔子の故郷の魯(ろ)国(現在の中国山東省済寧市曲阜市)に隣接しており、このことが、孟子が魯国に遊学して…

4月21日(火) 21時~

『炎の真実 火災鑑定人が暴く保険金詐欺の闇』
中山 德政

焼け跡に宿る声を、静かに拾い集める。

 
 
 

元消防官・火災鑑定人の仕事――
それは炎の痕跡と対話し、失われた真実を取り戻すこと。現場で目の当たりにした、衝撃の事件とは。

本文をチラ見せ!

人生という名の物語が、幕を上げるとき、波乱万丈な人生を望む人もいるかもしれないが、多くの人は平穏無事に日々を過ごし、やがて穏やかな最期を迎えられることを願うと思う。それが叶うならば、きっと何よりの幸福だろう。
しかし、現実はいつも、夢のように優しくはない。ある者は突然の事故に巻き込まれ、またある者は、理不尽な事件に人生を狂わされる。
そして、不運にもすべてを焼き尽くすような火災に遭う者もいる…

4月21日(火) 22時~

『国境を越えて、救える命がある限り
ジャカルタ、マニラで奔走した医師の記録』
菊地 宏久

誰かのために、必ずできることがある。

 
 
 

台風、地震、津波、テロ事件――。時にリュック一つで駆けつけた。
挫折を経て、医師という天職を得た著者が綴る、海外での日常診療と災害医療の14年。
被災時も、日常も。駐在医師が見つめた14年
・勇気ある現地医師の行動に、「こんな医師になりたい」と決意
・小型セスナ機で被災地入り。野外健康相談会にできた長蛇の列
・心肺蘇生セミナーで救われた命――「命のリレー」の記録
・渋滞で救急車が来ない! 脳内出血とマニラの救急車事情
・子どもたちの笑顔に希望が灯る、バラック小屋のメリークリスマス

本文をチラ見せ!

父は中学校の数学教師、兄は工学部の学生だったこともあり、高校時代から私も数学が面白くなり数学者を夢見た時期があった。そんな時、大学院で同級生となったK君と巡り合った。
K君は、数学の最先端の難解なトピックをわかりやすく、手や足を交差させたり、ひっくり返したりしながら、体全体を使って生粋の大阪弁で実にわかりやすく説明してくれた。院生時代に世界的に有名な数学専門誌に研究成果が掲載されたほどだ…

4月22日(水) 7時~

『フレイルのすべて ~健やかな老後を目指して~』
森 惟明・梶川 博・梶川 咸子

年のせい、とあきらめない。フレイル対策

 
 
 

最近疲れやすい、歩くのが遅い……それはフレイルの入口かも。
自立を守る運動と食事、孤立を防ぐ工夫まで、人生100年時代の健康教養書
・そもそもフレイルとは?
・基本チェックリストでフレイル診断
・フレイルを加速させる要因を知ろう
・「食べ過ぎ」よりも「食べなさすぎ」が問題?
・運動の取り入れ方と継続のコツを紹介
・つながる力が健康を守る

本文をチラ見せ!

私たちは誰しも年を重ねていきます。若い頃には何気なくできたことが、少しずつ難しくなり、体力や気力の衰えを感じる瞬間も増えてくることでしょう。しかし、それは必ずしも「老いの終着点」を意味するものではありません。実は、その多くは適切に気づき、正しく対応することで改善できる「フレイル」という状態であることが明らかになってきました。
フレイルとは、加齢に伴う心身の衰えや社会的なつながりの弱まりを包括的に表す…

4月22日(水) 8時~

『平成・令和社会への違和感と伝統的価値観の復古』
有田 仁

次世代に何を残すのか――伝統喪失の先にあるもの

 
 
 

戦前・戦後の昭和から、平成・令和へ。時代を貫く「日本人らしさ」の変質を、著者一族の歩みを手がかりに社会構造の変化から検証。伝統的価値観を失った日本の姿と、次世代への提言を綴る。

本文をチラ見せ!

まえがきでも触れたように、筆者は雲州松江藩(松平家)に仕えた一族に血縁を持ち、その系譜が自身の思想や哲学の形成に多大なる影響を及ぼした。筆者は生来、歴史への関心が強く、その思いは自然と、筆者自身へも向かうことになった。そこから派生して、自身と歴史との関係性や価値観の原点を辿るべく、筆者の家系や先祖について専門会社(家樹株式会社)に詳細な調査を依頼するに及んだ。
このような経緯からもたらされる価値観の…

4月22日(水) 14時~

『近江日野商人と絹の道 ―再び反魂香を焚く―』
園城 心清

庶民が求める絹を関東から京へ――

 
 
 

江戸時代から明治にかけて、全国を旅した近江日野商人。
特産の椀や医薬品を売り歩き、上州(群馬県)産の絹の布を京都まで運んだ足跡もあった。
日野商人の家に生まれた亡き著者が最期に辿った、絹にまつわるもう一つの日野商人の記憶。

本文をチラ見せ!

天明八年(一七八八)頃の版とされる『和漢絹布重宝記』に
「総じて日野絹という元は 江州日野より出た絹に似たるにおひて名となす」とある。
大方の人は「そうなのか」とお思いになるだろう。だが私は「それはおかしい」と疑問符をつける。なぜなら、私は旧くから内池村(現日野町)に在住した家の生れ育ちである。日野にはなにがしかの特産品(日野椀、日野製薬)はあるが、断じて機業地(絹繊物)ではないことを承知しているからである…

4月22日(水) 18時~

『古代ロボ ギルガメス ―神巨人伝説―』
モジオ31

希望は、すべてを超える たとえ相手が神々であろうと

 
 
 

1985年、群馬。不良少年が巨大ロボで神々に挑む、次元を超えた冒険が始まる。
不良少年クオンは喧嘩の最中、9次元世界へ転送される。そこで出会った少女イナンナと古代ロボ「ギルガメス」。人類滅亡を企む神々の陰謀を阻止するため、仲間とともに次元を超えた戦いに挑む。

本文をチラ見せ!

どこまでも続く水面。波ひとつ立たず、空の青が鏡のように反射している。見渡す限り、足元の波紋だけが、彼の存在を証明しているようだった。(なんだここは)と心が呟く。神の世界、そんな言葉がふさわしかった。
「なぜ……ここにいるの?」
ふいに、少女の声が上空から響いた。シッチンが見上げると、3メートルほどの高さに一人の少女が浮かんでいた。白く長い髪、透き通るような白いベール。その背中には、まるで白鳥のような羽根…

4月22日(水) 20時~

『寄港地 アルンハイムの謎』
北野 恭弘

その本が開かれた時、眠っていた時間が動き出す。

 
 
 

隠された過去、闇に葬られた命、消えた巨額資金。いくつもの疑惑の点と線がつながった時、衝撃の事実が浮かび上がる――。戦時下から戦後の中国と日本を舞台に描く、壮大なミステリーロマン。

新聞記者・今泉俊郎はイギリスの古書店で偶然手に取った『庭園の物語』に、亡き父・龍平の名前を見つける。世界に4冊しかないというその本の行方を追ううちに、著者であり父の友人でもある山崎孝太郎の失踪、装丁を手がけた叔母夫妻のスパイ容疑による逮捕など、本をめぐる疑惑が次々と浮上する。そんな中、自身の人生を左右する重大な秘密にたどり着いた俊郎は、その真実を確かめるため中国・蘇州へ向かうが――。

本文をチラ見せ!

一九七〇年三月。
この街に来て二年が経った。今泉俊郎(いまいずみとしろう)は折りたたみ傘をショルダーバッグに入れて、アパートを出る。ロンドン市街は春なお遠く、その日は小雨のばらつく寒い朝だった。この街の人たちは少々の雨ならコートの襟を立てただけで、濡れることなど気にしない。これくらいの雨であれば、さすがに傘を取り出して差すほどのことはなかった。
ロンドンのチェルシー地区にあるサウス・ケンジントン駅まで…

4月22日(水) 21時~

『昭和に生きた一匹の龍』
大原 正裕

俺たちは、ただ真っ直ぐ生きたいだけだ

 
 
 

1980年代、新宿歌舞伎町。裏社会で生きる男たちの「義理と人情」を描く、濃密な人間ドラマ。
ディスコで出会った瀬川正春と山田ジョージは盃を交わし義兄弟となる。しかし二人を襲う過酷な運命。そしてジョージの妹・ジニーへの想い。欲望と暴力が渦巻く夜の街で、2人が信じたのは兄弟の絆だった。
幻冬舎グループ主催「第5回小説コンテスト」特別大賞受賞作品!

本文をチラ見せ!

1980年頃から東洋一の歓楽街といわれてきた新宿歌舞伎町に、おびただしい数の原色ネオンが灯り出す頃、建物の外観が全面黒ガラスで覆(おおわ)れたスワンプビル6階にあるディスコ【フィナーレ】のオープニングが刻々と迫る。
広めに設けられた1階のエレベーターホールには、仲間とジャレ合って意味もなく声高(こわだか)に喋(しゃべ)るチャラい奴がいたり、何組かのグループがうんこ座りで地べたに置いた缶コーヒーやコーラを…

4月22日(水) 22時~

『幻の女帝 飯豊青郎女』
福ゐ 行介

王権の狭間で、ひとりの少女は大王(おおきみ)となった。

 
 
 

倭国の王権がまだ揺らいでいた五世紀。
葛城氏と大王家、二つの血を引く少女・飯豊青郎女は、政争と陰謀が渦巻く時代に翻弄されながらも、やがて歴史にその名を刻んでいく。
生まれ、血筋、立場――自ら選ぶことを許されなかった時代に、彼女は何を思い、どう生きたのか。

史実と想像力が交差する本格歴史小説

倭国の統治が合議によって支えられていた時代。
軍事と外交を担う葛城氏のもとで育った飯豊青郎女は、王位継承をめぐる緊張と陰謀に巻き込まれていく――
記紀に断片的に記される「女帝」の存在を軸に、王権と豪族の力学、そして血縁政治の実像を鮮やかに描き、古代史の“空白”に光を当てる一作。

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今を遡ること千六百年余――
まだこの国が「倭」と呼ばれていた時代、国を統(す)べる大王(おおきみ)といえども絶対的な権威を有していたわけではなく、まつりごとは有力豪族たちの合議によって進められていた。王権は未だ盤石ではなく、力の均衡は常に変動していた。
一方、海の向こうでは、高句麗の南進により朝鮮半島は絶え間ない戦乱に晒(さら)され、倭国は、鉄資源の供給を担う百済や伽耶諸国との関係を維持すべく、幾度と…

4月23日(木) 7時~

『「臨床心理士」に花束を
国民のカウンセラー(心理支援者)選びのために』
新堂 研一

臨床心理士は不要!? そのココロは?

 
 
 

公認心理師、臨床心理士――こころの悩み、誰に相談すればいいんだろう? 臨床心理士の問題や公認心理師の実態に迫りながら、カウンセラー選びの基準やヒントをお伝えします。

「臨床心理士」の時代にありがとう そしてサヨナラ

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「臨床心理士」は数多く存在する心理系資格の中でも抜群に知名度が高く、また高度な専門性を目指してきた資格です。ただ最初にお伝えしたいのは「臨床心理士」は民間資格であり、心理支援における本邦唯一の国家資格「公認心理師」とは当然ながら違う資格だということです。本書では、私が心理系公務員として臨床心理士の方々と接しながら、言わば第三者として得てきた知識と経験から、心理職の国家資格化をめぐる歴史を振り返ります…

4月23日(木) 8時~

『フィールド』
水井快

誰かの「好き」を大切にする世界へ

 
 
 

カイは、ビアンバーを営む恋人理恵と暮らす新進気鋭の小説家。身長も高く、知性的で洗練されたたたずまいは、”元女性”だとは思えないほど。
最高の恋人もいて、女性だけでなく男性からも、憧れの眼差しで見られるカイだが、ここまでくるのは、決して平坦な道ではなかった。
ある日、日頃からカイを慕っていた理恵の店で働くミオから、助けてほしいと呼び出されて――。

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LGBTQ達を集めた世界最大規模を誇る有名な新宿二丁目のその通りには、独特の匂いがあった。その匂いは、同じ性的指向を求めやってくる者達から醸し出されるものなのか、初めてこの通りを訪れた者には、不安を殺し、出会いを期待し訪れる店へのドアを開かせるための麝香(じゃこう)となり、ここを住み処としている者には生きている証しと守られているという安堵の匂いとなる。
酒の匂いなのか下水の臭いなのか、そこに様々な形の…

4月23日(木) 14時~

『傷だらけの手を抱きしめる ―母と娘の五年間―』
みけふじこ

娘がもう二度と傷つきませんように……。

 
 
 

血の付いたちりがみでいっぱいのゴミ箱を見て、初めて知った娘の自傷行為。家でも学校でも物わかりのいい「良い子」だった娘にいったい何があったのか……。
自傷行為を止める方法がわからないまま、我が子を失うかもしれない恐怖と闘いながら、母は娘に向き合い続けた。その5年間の記録。

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今、この本を手に取ってくださった方の中には、明日への光がまだ届かず、深い暗闇の中、苦しみや不安を抱えながら毎日を歩んでいる方もいるかもしれません。かつての私もそうでした。光の届かない暗闇の中で、娘が消えてしまうかもしれない不安と恐怖に日々襲われていました。何時から子育てを間違えてしまったのだろう、何故もっと早く娘の異変に気付いてあげられなかったのだろう、後悔と申し訳ない想いで胸が締め付けられる…

4月23日(木) 18時~

『中小企業のSDGs・CSR/サステナビリティの実践力を育てるハンドブック実務担当者のための20問20答』
木村 則昭

 
 
 

・CSR/サステナビリティもSDGsも“やさしく・しっかり”理解できる!
・現場で使えるQ&A形式だから、読みながらすぐ活かせる!
・経営のヒントになる“価値づくり”の具体アクションが見える!

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「CSR(企業の社会的責任)、サステナビリティ(持続可能性)、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への対応が必要だと感じてはいるものの、何から手をつけてよいかわからない」、「本当に中小企業にも関係があるのか」、「コストがかかるだけで、経営の改善には結びつかないのではないか」――。
本書は、そんな疑問や戸惑いを抱えている企業、とりわけ中小企業の実務担当者の皆様に向けて制作したものです…

4月23日(木) 20時~

『幽霊巡査の闇記録』
桜葉 シュウ

噂の巡査「幽霊」が篠町四丁目交番にやってきた。

 
 
 

ゆらゆらとやってきては変死体を見つける男、人呼んで「幽霊」。陰のオーラを纏った結城巡査が篠町四丁目交番に配属された。交番の面々は戦々恐々。結城が来ると誰かが僻地に飛ばされる――。そんな「呪い」の噂が広まっているからだ。
八百屋の夫婦、女子高生、ホームレス、ゲイバーのママ……、なぜか結城は商店街の人々に慕われていく。徐々に明らかにされる孤独者の過去と、見た目からは想像できない特殊能力。
あるときは同僚をも欺く女装おとり捜査で凶悪犯を捕らえ、あるときは裏工作で厄介者を駆逐する。地域に平和をもたらすヒーローなのか、アンチヒーローなのか? 闇深い「陰キャ」の暗躍に魅了される、異色の警察小説。

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人気のない山の麓にある登山道から少し離れた所に立つ、今にも崩れそうな廃屋の入り口に若い小柄な男が立っている。

男は俯き加減でツバの広い帽子をかぶり、その表情を窺うことはできない。土色の地味な半コートを着たその男はじっと何かを待っている。

ほどなくしてサイレンの音が聞こえてきた。廃屋の前に数台のパトカーが到着し、警官や鑑識、刑事らしい男たちが数人降りてきた。遺体を発見したとの連絡を受けての出動である…

4月23日(木) 21時~

『スイミングプール』
海瑠

60歳キャリアウーマン×24歳ライフガード青年 年齢差のある二人の関係は――!?

 
 
 

区民プールに通う会社員・真は、ライフガードとして働く奏一と出会う。控えめで礼儀正しく、潜水する姿が美しい彼がふと見せたあどけない仕草に、真は心を射抜かれる。共通の趣味を通じて奏一との距離が縮まっていくのを感じるが、二人の間にある年齢差が次の一歩を踏み出すことを躊躇わせていた。
そんなある日、「伝えたいことがある」と奏一からメッセージが来て――。

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水面(みなも)は壁面のターコイズブルーで溢れる青に、いくつもの白いシーリングライトの光を受けて、不連続なまだら模様で静かに揺れている。プールの水面はあくまでも有限の中で規則的なリズムを刻みながら、泳者の身体の動きに合わせてその波を紡いでいる。
更衣室から遊泳場に入り、ぐるりと場内を見渡し、今日はいないのかと思ったが、スタッフルームから唐突に彼は出てきた。前のめりに足早に歩くのはいつもの彼の特徴だ…

4月23日(木) 22時~

『祖国日本に望む ~奄美大島からの手紙~』
稲田 寿太郎

穏やかで情け深い大和心をいま一度

 
 
 

混迷の時代に、日本はどのように針路をとればいいのか。本土から遠く離れてこそ見えるものは何なのか。
奄美大島出身の著者が太古からの東アジアの歴史を紐解きつつ、本土日本の人々にこいねがう愛国のメッセージ。

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ひさびさに美容院を訪れた。年を経て髪もめっきり薄く少なくなっていたからである。混んでいて大分と待たされて、ようやく大きな鏡の前に座った。目の前に見慣れない顔が大写しになった。体全体に比べて頭が大きく、顔は顎骨が張っていて横広でとても大きい。眉や髭が濃く硬く、常日頃街で見慣れた顔とは全く違う作りであった。ただ一点、くっきりとした二重瞼だけが救いであった。奄美大島や沖縄及びアイヌ民族には、本土日本…

4月24日(金) 7時~

『未来行万博開催中』
松山 さくら

聞こえてくるのは、あの日の声。 見えてくるのは、まだ見ぬ未来。

 
 
 

大学生の利佳が見つけた、祖母の遺品に眠る万博の記憶。
1970年、小さな少女が「宇宙の塔」で母と交わした約束。
夢の中で出会った「ゆきちゃん」の正体、そして祖母が背負っていた秘密とは――?

大学生の優美が夜な夜な聴くラジオ番組。
ある日、そこから流れてきたのは「過去」の放送だった。
恋の相談を寄せる女子高生・陽子。
彼女がクリスマスイブに向かったハーバーランドで、優美が目撃したものとは――?

神戸と大阪、震災と万博。
関西を舞台に、時空を超えて受け継がれる想いを描く、珠玉の2編。

収録作品
『未来行万博開催中』
『リクエストの女子高生』

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「お母さん、今日は悦子と万博公園に行ってきたんだ」
夕食を囲みながら、利佳が母の友里に言った言葉だった。日曜日だと言うのに、利佳の父の岳(たけ)は、朝早くにスマホが鳴って以来、会社に行ったきりだった。顧客からクレームの電話が入って、その対応のために休日出勤を強いられたのだ。
「へぇ、万博公園って、今やってる万博のこと?」
興味なさげに、箸でおかずをつつきながら話す友里に、利佳はため息をつきながら答える…

4月24日(金) 8時~

『庭ほとぎ』
川名 滓

うまく生きられない日々にも、 言葉は、静かに灯る。

 
 
 

孤独、焦燥、愛、そして希望。
誰もが胸の奥に抱えている感情を、静かな言葉で丁寧にすくい上げた詩集。
人は誰でも、心の奥に言葉にならない感情を抱えています。
孤独、焦り、怒り、悲しみ、そして小さな喜び。本書は、そうした感情をまっすぐに見つめ続けた詩と散文の集成です。
青年期の苦悩、愛する人との記憶、四季の風景。
それらが静かな言葉となり、読む人の心のどこかに触れていきます。
ページをめくるたび、自分の心の奥にそっと触れるような読書体験。自分の弱さと向き合いながら、それでも生きていく。
そんな人に静かに寄り添う一冊です。

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この度は、わたしの拙く拗(こじ)れた雑詠群を手にしていただき、誠にありがとうございます。川名滓と申します。お読みいただくと瞭然ですが、わたしの心の思春期はかなり遅く、十代の終わり頃に一気に訪れました。醜形恐怖と失恋、進学ストレスがきっかけでした。散らかったまま張り詰めがちだった心も、大学生活で得た一人暮らしの自由時間のなかで、ようやくノートに吐き出す(書く)という術(癒し)に行き着きました…

4月24日(金) 11時~

『ホームランとフォーマルハウト』
福原 道人

幻冬舎ルネッサンス主催『第8回セカンドライフ小説コンテスト』大賞受賞作品。

 
 

人付き合いの苦手な女子大生が、失敗続きの就活中に出会った少年と老人。
おのおのの胸に抱える苦悩や悲哀が、ホームランと南の一つ星が取り持つ縁によって、やがて明るい未来に変わっていくという人生再生のお話。

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歩道に点在する水たまりを避けて歩いた。もう半月ほどで十月も終わるというのに、夏のような通り雨があったせいで、街には涼しくも湿気を含んだ風が吹いている。
灰色の雲の合間には青い空も見えるが、冬間近の、しかも午後四時の陽光では、アスファルトが乾くまでには相当の時間を要するはずで、このジメジメが長く続くのかと思うと、滅入っていた気分が余計に重く感じられてしまう。
街の風景と同様にわたしの胸の中にも、ジメついた空気が…


今月もお楽しみに!